講師役を務める増田さんからお誘いいただき、 DDDアライアンスの第三回実践的ドメイン駆動設計ワークショップに参加してきました。
■告知・参加ページ
http://ddd-alliance0003.peatix.com/
■同じ第三回の参加者のブログ
http://iery.hatenablog.jp/entry/2016/01/30/230852
http://iery.hatenablog.jp/entry/2016/02/07/002842
■講師役・増田さんのslideshare集(圧巻)
http://www.slideshare.net/masuda220/
■過去のドメイン駆動設計についてのtwitter発言集
http://togetter.com/li/831735
■過去の会の参加者のブログ
http://kamatama41.hatenablog.com/entry/2015/07/21/014422
■ワークショップ以外の過去イベントの参加報告
http://qiita.com/tora470/items/a3bc0abafb0c2bf1cd80
http://qiita.com/tora470/items/63a6600fe3bc5ead3c34
http://qiita.com/tora470/items/4a71e046e10f78dd0f5c
http://makopi23.blog.fc2.com/blog-entry-186.html
http://qiita.com/tora470/items/9df88b89045c5931b92a
http://norizabuton.hateblo.jp/entry/2015/11/11/121729
http://kazuhito-m.github.io/study-meeting-repo/2015/09/19/ddd-hearing
http://itstudy.jhashimoto.net/index.php?title=%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3_DDD_Night!!
■過去イベント登壇者のブログ
http://nocturne-life-restoration.hatenablog.com/entry/2015/06/20/211750
http://nocturne-life-restoration.hatenablog.com/entry/2015/11/11/211223
以下は私の感想です。
今回の実践的DDDワークショップは2日間の開催で、1日目の前半は、「要約」のワークショップとなりました。増田さんらしい、言葉を大事にしたワークショップでした。
私がいるギルドワークスでは、設計力をあげるための社内勉強会をやっています。
ざっくり、①エリック・エヴァンスのDDD本の各部まえがきを要約して持ち寄り、②対話の中でエリック・エヴァンスの言いたいことを学び、③それを実際のソフトウェア開発に活かそうとする試みです。
1日目の中盤、学習パターンを応用したワークがあったのですが、とても強力でした。これは自分でも他に試してみて、志ある人と持ち寄ってみたいと思いました(笑)
1日目の後半、概念モデルを書くワークがあったのですが、いかに普段の業務の重力が強いのか、思い知らされることとなりました。ついさっきまで、ドメインの言葉を使っていたはずなのに、いつのまにかシステムの言葉になっている。この対象の「ウリ」を考えないといけないはずが、どこの誰でもつくれるような設計(?)をしてしまっている。
だからこそのワークショップですが、この辺りは勘所を掴んでおかねばいけないと思いました。
2日目は、宿題として出ていたある対象のドメインモデルの設計でした。ここでも肝となるのは「言葉」でした。クラス図にした瞬間に、消えていく言葉。浮き上がるのでなく、突然降って湧いた言葉。それらを、自分達の前例ベースではなく、ドメイン駆動設計として考える。ここも重力との闘いがありました。
コアとなる言葉を見つけ、それをシナリオ(脚本)にしてみる。シナリオ(脚本)とクラス図にした言葉をいったりきたりしてみる。そんな小さな活動の積み上げが、ドメイン駆動設計の基本なのかもしれません。
「シズル感」「クオリティ」など、何か言ってる風で何も言ってない言葉を指した(刺した?)言葉です。
ドメイン駆動設計のワークショップに出て、この真逆だな、と感じたのでした。とてもハイカロリーな、オイシイ言葉をどうやって見つけ、実装するか。それを問われている気がしました。
普段の会話の中で、曖昧なものを曖昧なままで進めてしまっていることは、多々あると思っています。それはプロセスとしてもそうであるし、言葉のチョイス(実装)でもそうだと考えています。
ドメイン駆動設計はそこに切り込み、人間の一般的な認知能力をフルに使い、真に使う価値のある言葉を見つけ、実装していくプロセス・考え方なのだろうと思います。
■告知・参加ページ
http://ddd-alliance0003.peatix.com/
■同じ第三回の参加者のブログ
http://iery.hatenablog.jp/entry/2016/01/30/230852
http://iery.hatenablog.jp/entry/2016/02/07/002842
■講師役・増田さんのslideshare集(圧巻)
http://www.slideshare.net/masuda220/
■過去のドメイン駆動設計についてのtwitter発言集
http://togetter.com/li/831735
■過去の会の参加者のブログ
http://kamatama41.hatenablog.com/entry/2015/07/21/014422
■ワークショップ以外の過去イベントの参加報告
http://qiita.com/tora470/items/a3bc0abafb0c2bf1cd80
http://qiita.com/tora470/items/63a6600fe3bc5ead3c34
http://qiita.com/tora470/items/4a71e046e10f78dd0f5c
http://makopi23.blog.fc2.com/blog-entry-186.html
http://qiita.com/tora470/items/9df88b89045c5931b92a
http://norizabuton.hateblo.jp/entry/2015/11/11/121729
http://kazuhito-m.github.io/study-meeting-repo/2015/09/19/ddd-hearing
http://itstudy.jhashimoto.net/index.php?title=%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3_DDD_Night!!
■過去イベント登壇者のブログ
http://nocturne-life-restoration.hatenablog.com/entry/2015/06/20/211750
http://nocturne-life-restoration.hatenablog.com/entry/2015/11/11/211223
以下は私の感想です。
ワークショップの感想
今回の実践的DDDワークショップは2日間の開催で、1日目の前半は、「要約」のワークショップとなりました。増田さんらしい、言葉を大事にしたワークショップでした。
私がいるギルドワークスでは、設計力をあげるための社内勉強会をやっています。
ざっくり、①エリック・エヴァンスのDDD本の各部まえがきを要約して持ち寄り、②対話の中でエリック・エヴァンスの言いたいことを学び、③それを実際のソフトウェア開発に活かそうとする試みです。
1日目の中盤、学習パターンを応用したワークがあったのですが、とても強力でした。これは自分でも他に試してみて、志ある人と持ち寄ってみたいと思いました(笑)
1日目の後半、概念モデルを書くワークがあったのですが、いかに普段の業務の重力が強いのか、思い知らされることとなりました。ついさっきまで、ドメインの言葉を使っていたはずなのに、いつのまにかシステムの言葉になっている。この対象の「ウリ」を考えないといけないはずが、どこの誰でもつくれるような設計(?)をしてしまっている。
だからこそのワークショップですが、この辺りは勘所を掴んでおかねばいけないと思いました。
2日目は、宿題として出ていたある対象のドメインモデルの設計でした。ここでも肝となるのは「言葉」でした。クラス図にした瞬間に、消えていく言葉。浮き上がるのでなく、突然降って湧いた言葉。それらを、自分達の前例ベースではなく、ドメイン駆動設計として考える。ここも重力との闘いがありました。
コアとなる言葉を見つけ、それをシナリオ(脚本)にしてみる。シナリオ(脚本)とクラス図にした言葉をいったりきたりしてみる。そんな小さな活動の積み上げが、ドメイン駆動設計の基本なのかもしれません。
ワークショップに参加して関連して考えたこと
2014年頃、ネットスラング?的に「ゼロカロリーワード」というのが出たことがあります。「シズル感」「クオリティ」など、何か言ってる風で何も言ってない言葉を指した(刺した?)言葉です。
ドメイン駆動設計のワークショップに出て、この真逆だな、と感じたのでした。とてもハイカロリーな、オイシイ言葉をどうやって見つけ、実装するか。それを問われている気がしました。
普段の会話の中で、曖昧なものを曖昧なままで進めてしまっていることは、多々あると思っています。それはプロセスとしてもそうであるし、言葉のチョイス(実装)でもそうだと考えています。
ドメイン駆動設計はそこに切り込み、人間の一般的な認知能力をフルに使い、真に使う価値のある言葉を見つけ、実装していくプロセス・考え方なのだろうと思います。
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