私は高校〜大学でハンドボールという競技の、キーパーをやっていた。左利きなのに。
だいぶ下手で周りに迷惑かけっぱなしだったけど。

handball
最近ふと、ソフトウェア開発にも速攻組織攻撃があるんじゃないかなーと思ったりした。
 
こちらの「ハンドボールの速攻とサッカーの速攻の話」の中盤にある通り、ハンドボールの戦術における速攻は多様化していた。(私はすべてを知ってたわけじゃないけど、読んで面白いなぁと思った)速攻は、要するに相手のディフェンスが整う前に攻める形になります。そこで必要になるのは、相手の動きを読んでのパスカットする能力、サイドというポジションの人の足の速さ、キーパーとの駆け引きの強さ、などといった要因になります。

それとは別に、相手のディフェンスが全員戻ってから攻める場合は組織攻撃を仕掛けることになります。組織攻撃は、チームメンバーがそれぞれ役割を担い、ディフェンスをブロックしたり、ズラして攻めて隙間をつくったり。そういった攻撃は組織だからこそできる攻撃だったりする。


 すごい無理矢理だけど、ソフトウェア開発に派生して考えると、Ruby(動的型付け)などで作るシステムは速攻で、JavaやC#(強い静的型付け)などで作るものは組織攻撃にあたると考えられるのではないか。

例えばRuby on Railsなどは、ある種の「速さ」が強みになる。 そこに必要なのは、前に進むスピードを保ちつつ、周りを見て状況を判断する能力だと思う。逆にJavaやC#で作る場合は、ある種の「有機的な結びつき」が大事になる。そこに必要なのは、チームメンバーとの連携であり、オブジェクト間の連携であり、それらの「設計」 だと思う。

速攻で必ずフィニッシュするのでなく、無理筋と思ったらしっかりと止めて、組織攻撃に移行する。そういったことも一つ大事になるのかな、と思ったりした。