イベント詳細はこちら。
http://hdifes.doorkeeper.jp/events/11613

HDIfesというのは、「hcdvalue」「DevLOVE」「IGDA日本」の3つの有志団体・NPO法人が、共通のテーマをそれぞれの視点で見たものを共有することで、お互いの業界の知見を交換しよう、という勉強会の皮をかぶった飲み会です。

今回は「企画」というフワッとしたものをネタに、開発・デザイン・ゲーム、それぞれの視点を提供していただきました。
志田さんはDevLOVEの視点から、LeanStartup、アジャイル支援といった視点からのお話を提供してもらった。現場で色々やっている中でのコメントなんで、重みがあると感じました。開発者が企画に関わることについてのお話でしたが、Kent Beckが「変化を抱擁せよ」から「変化を起こせ」に変わっていってることは初めて知ったし、Developerとしてはこういった視点から取り組まないとな、と感じました。
志田さんがKA法ツールを作っていることは知っていたので、後述の安藤さん(私というか産業技術大学院大学履修証明プログラム「人間中心デザイン」のオーガナイザーで、師匠にあたります)とうまくコラボしてくれたら幸いですw
(スライドが公開されたらここに貼る)


上原さんはIGDA日本の視点から、ゲームの企画書にまつわる様々を共有いただきました。多少、闇が漂う感じでしたが、「企画書はアイデアに説得力を与えるもの」として、関係者の理解にはつながるが、メリットを示すものとしてはあまり寄与していない現実が面白かったです。
「面白さ」と「売上」の話は、ゲーム業界は独特で、その2つが直結しているといったことがあります。企画書の上でそのバランスって、なかなか取りづらいのだろうと感じました。
(スライドが公開されたらここに貼る)

途中で出たゲームにおけるメカニックスについてはこちらを参照。



安藤さんはhcdvalueの視点から、「アイデアをコンセプトに磨く」といったことを軸にお話いただきました。アイデアからの体験価値の抽出、アイデアの収束の軸設定について、そしてUXコンセプトツリーについてお話いただきました。(アクシデントがありつつ、短時間でまとめていただきありがたかったです…



アイデア抽出のところは、石井力重さんのPugh Methodが役に立ちそうだなーと思ったのでURLを貼り付けておきます。
http://ishiirikie.jpn.org/article/52022243.html


その後、ダイアログ(対話の場)とビアバッシュ(LT付き)でした。
毎回ダイアログは悩むのですが、今回はテーマを複数用意して選んでもらう方式でやりました。



今回も楽しかったです。(小学生の感想