この記事は「UXとかHCDとかその辺りの何かをひとりで黙々とまとめる Advent Calendar 2013」の16日目の記事です。15日目は「デザイン思考の方法論についてまとめてみる(2周目5/5)」でした。

本日からは3周目としてちょっと視点を変えて「参加型デザイン」について考えたいと思います。
そもそも、『参加型デザイン』というものについて、様々な見解があるようです。

例えばwikipediaでは、『エンドユーザーがデザインの過程に能動的に参加し、デザインされる製品が彼らのニーズに合っているか、使い易さはどうかを確認する助けをするデザイン手法の一種。』と記載されている一方、「ソフトウェア開発で主に使われてきた。」とされています。

また別の観点では、「参加型デザイン」になぜ企業が期待するのかという記事で『参加型デザインを「背景知識の違う専門家たちが集まり、何か1つのものを作り上げていくプロセス」と定義しています。』とされています。

上記の記事にある通り、参加型デザインの起源は北欧だとされていて、私自身も「平等主義・民主主義」を基本としたものを参加型デザインと捉えています。
いずれの定義を採用するにしろ、「エンドユーザーや異分野の専門家をいかに巻き込むか」を志向したデザインプロセスのことだと考えています。

 
では、どのようなプロセスがあるのか。上記記事の後編にあたる記事では、以下の3つのフェーズがあるとされています。
  • 理解する
  • 巻き込む
  • 視覚化する
次回からはこのフェーズに沿ってみていきたいと思います。