この記事は「UXとかHCDとかその辺りの何かをひとりで黙々とまとめる Advent Calendar 2013」の15日目の記事です。14日目は「デザイン思考の方法論についてまとめてみる(2周目4/5)」でした。

10日目からは2周目としてちょっと視点を変えて「デザイン思考」について考えています。
今回は5stepの5step目として「テスト(test)」について掘り下げようと思います。

 
デザイン思考研究所にある「デザイン思考 5つのステップ」によると、何故テストが必要なのかという問いに、3つの理由が書かれています。
  • プロトタイプと解決策を改善するため
  • ユーザーについて学ぶため
  • 着眼点を見直すため

デザイン思考研究所にある「デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド 」には、以下のような方法が挙げられています。
  • プロトタイプのテスト
  • ユーザーとのテスト
ユーザーテストに関しては、人間中心デザイン、中でもユーザビリティ分野での知見の方が大きいように思います。9日目の記事で触れた書籍などが参考になるように思います。
プロトタイプのテストは忠実度が低い場合、ユーザーに想像力を強いることになります。その中で検証できることは変わってきます。例えば、ボタンの色合いを決めたいといった細かなことは、プロトタイプのテストでは分かりません。逆にこういった内容があったら面白いという大まかなことを決める際には、プロトタイプ段階で判断できると、作り過ぎて手戻りできない、といった内容はなくなるように思います。


以上で締めたいと思います。明日はデザイン思考から離れて、参加型デザインについて考えてみたいと思います。