最近色々なところに首を突っ込んで顔を出しているのですが、色々と思うことがあったので久しぶりにブログに書いてまとめておこうと思いました。
 
結論から言うと、今まで自分は10個ほど目についた他人のアラがあったら、その1つをSNS上で指摘するようなスタンスをとっていたのですが、それはもうやめて、やるんなら対面の時か、直接メッセージにでもしようかなぁと考えました。 
とある方と色々お話していて気付いたのですが、自分の主張を通すために最も効果的な方法は、相手の過去の経験や考え方をほぼすべて否定し、その後で自分の考える主張とそれを裏付ける経験を伝えることだなぁと思いました。

マインドコントロール
の手法や考え方に似ていますが、自分の主張Aが正しいということを裏付けるためには、身近な例をもとに(ローボール)、別の主張Bのデメリットを強調した上で、それを解決する主張Aのメリットを強調し(知覚のコントラスト)、さらにその主張Aをある著名なXさんが支持しているということを匂わせる(権威性)ことで、概ね主張の正しさを受け入れる態勢を作ってしまえるのだと思います。

ある短期間、その主張を通すためであれば、これは非常に有効なのだけれども、私が志向している「コミュニティ」の内外の関係性においては、長期間における関係が重要であり、おそらくこれは良くない影響が出るのだなぁと思いました。

コミュニティに参加するバックグラウンドは様々で多様です。そことは全然関係がないと思う主張Cに対してバッシングをした場合でも、きっとその主張C周辺をバックグラウンドにした人は居るのだと思います。それは、その主張Cを大事に持っていた人を傷つけてしまう結果になってしまいます。
 
ある主張に対しては、必ずバックグラウンドがあります。無いとすれば、その主張は「おれのかんがえたさいきょうのしゅちょう」です。そして、そのバックグラウンドは、否定されるべきものではありません。 あるコンテキスト(文脈や状況)における解のはずだったからです。(最適解だったかどうかは、置いておいて。)


といったことを考えて、あぁ他人を落とすことをやってはいけないなぁ、と考えました。


振り返ってわが身を考えると、月2回ぐらいの頻度で、イラッとしてSNSでバーン!!と書いてしまうことがあり、これはよくないことなのかなぁと思いました。一応、自分の中で整合性をとって主張していることではあるのですが、そんなことは相手にとってはどうでもよく、それを伝えるためには対面やプライベートなメッセージが良いだろう、と思うに至りました。まぁ、当たり前の話ではあるのですが。


他人をできる限り尊重した上で自分の意見を述べる、いわゆるアサーティブなコミュニケーションなのですが、それの難しさを感じ、考えた出来事でした。