最近ぼんやり考えることを誰かに伝わるか分からないけど残しておこうと思う記事。
最近、コンセプトデザイン・戦略の話と、開発の話で何で似てるようで違うんだろうねーといったことをうんうん唸りながら考えてることが多くて、というのは最近職場が変わって、その両方を考えるべきだと自分で考えているからなのですが。
とりあえず、一旦、仮に(保険掛け過ぎ)、戦略レベルの話は「ビジネス寄りかユーザー寄りか」、細かい戦術の話は「(いわゆる)ウォーターフォールかアジャイルか」ということにして、以下の話を進めます。
以下のようなざっくりとした軸を設定してみます。
この平面上で言うと、いわゆるソーシャルゲームなんかは、こんな打ち上げ方なんじゃないかなーと。
ほぼ真上に発射するイメージ。ユーザーにとって価値があるかというと、無いわけではないですが、暇つぶしであるとか、射幸心であるとか、そういったことかなぁと思います。
これはこれで儲かるという意味では成功していると考えます。
そして、この逆は何かというと、公共であったり福祉であったりという分野かなぁと。
ほぼ真横発射イメージです。これは、容易に落ちます(ビジネス的に失敗します)。なので、政府であったり、地方公共団体といった団体が半ば強引に浮力を作る必要があります。補助金とかですね。
ここで本題で、今みんなが考えているのはこの中間なのではないかなーとぼんやり考えています。
仮に45度としても、ここを狙って発射するのはかなり難しい。ので、ユーザー調査をしたり、ビジネスモデリングをしたりして、打ち上げるための角度をちゃんと測って、その上で打ち上げようという話なのかなぁと思ったり。ここに分類されるのは、サービスデザイン、フューチャーセンターなどでしょうか。
ちなみに、冒頭で述べた開発の手法というのは、ここで言う微分値(ある時点での矢印の方向性)だと思っていて、ウォーターフォールは初速だけで勝負!という話なのかなぁと。アジャイルは、多段ロケットなイメージです。(最初に計画しないわけではない。限られたリソースでどう飛ばすかを考える感じ)
この話は3方向ぐらいに膨らませて考えています。
1つは、別の評価軸を設けているために、既存の価値観だけで測るのは危ないということ。これまでは、ROIという指標の元に、ビジネス側面の軸(縦軸)で評価があったのだと思います。でも、これからは少なくともユーザー軸(横軸)が加わったりして、既存の価値観以外で判断する必要があるのではないか?ということです。
2つ目は、どれだけ初速を磨いても、ちゃんと方向を見据えないと意図しない方向に行く、ということです。そのために開発手法があると思っています。アジャイルといっても、スクラムやXPなど、様々ですし、最近はUXD系の手法もそこそこ融合している感じがします。
3つ目は、狙いたい角度(仮に45度)とした場合に、着地点が見えにくいということです。福祉だとすぐそこに困っているユーザーがいて寄り添うように解決していく、といった具合だと思っているのですが、45度の角度で飛ばすと、最終的に誰に届くのかは見えにくくなってしまいます。
といった感じで、個人でもやもや考えております。もし俺も同じこと考えてたよーとか感想があれば、オンラインでもオフラインでもchachakiまでご連絡ください。
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