ゲーム開発者コミュニティのIGDA日本、IT開発者コミュニティのDevLOVE、人間中心デザインの実践コミュニティhcdvalueの共催で第0回の情報交換会を開催しました。

(一応、言いだしっぺのねこまんま。さんと、DevLOVEもくっつけようと言い出した私の2人が参加しているhcdvalueが主催、ということになっています。)


NAVERまとめを作成しているので、講演資料などはそちらをご参照ください。


参加者の皆様のおかげで、活発な交流ができて、次やりましょう!という声もあって、まずは成功と言えるイベントになってホッとしています。

当日はタイムスケジュールが押し気味となってしまい、休憩が短くなってご迷惑をおかけしました……m(_ _)m


以下、色々感想めいたことを書きますが、まとめる気がないという雑多な内容です。

開催きっかけ

冒頭のねこまんま。さんの話を裏方業務で聞いてないのでズレてるかもですが、きっかけとしては、IGDA日本代表の小野さんのおうちで小さな勉強会を開催していたことがあります。その中で情報交換するうち、確かにやっていることは違うのだけれども、同じことを考えて開発している・実践しているのではないか、ということに気付き、何か(ゲーム・アプリ・企画)をつくっている人をもう少し集めてみよう、そうしたら面白いんじゃないか、ということでイベントを企画しました。


コミュニティの年月の重み

冒頭ちゃんと紹介していなかったのですが、hcdvalueは2011年2月に始まって、現在90名超のメンバーがいる、小さなコミュニティです。

他のコミュニティはというと、IGDA日本は2002年4月に発足してニュースレター登録者ベースで2000人程度、DevLOVEは2008年6月に発足してML登録者ベースで1200人程度です。


hcdvalueとは年月も規模も、桁が違うわけです。そうすると、そこには人の想いとか、色々な課題感とか、本当に色々詰まっているわけです。そういうことをざっくりと15分にまとめていただいて、DevLOVEのpapandaさん、IGDA日本の小野さんにお話いただきました。


tweetを見てると、これがかなり刺さっていました。特に、papandaさんの「人生たかだか300人月」がずーっとRTされていたり。DevLOVEにとっては、正直いつもの話で、幾度と無く意識している内容ではあるのですが、背景が異なる参加者が集まったことで、また違う刺さり方をする。

参加者の方のツイートですが、これと全く同じようなことを、自分も感じていました。


暗黙知を形式知化してそれをまた現場に持ち帰る

これも今回感じたことで、3つのコミュニティは興味の焦点がズレているようで、実は同じ方向を向いているような気がしました。ただ、そのために共有できる知識はまだまだあって、当たり前であることを言葉にする大事さ、ということはとても大事なんだなぁと感じました。


hcdvalueの発表は、ここを軸に私は考えていました。趣味で学会にまで参加する意義って何だろうなぁというと、対外的に発表することもありますが、自分達のやっている活動を自分達で言葉にすることだと思っているので。


コミュニティとは何か

今回のDevLOVEの発表は、裏方というよりもよく参加いただいたり、ブログなどでレポートしていただいている方にお願いしました。忙しい中引き受けていただいたお3方、ありがとうございました!


某ぱぱんださんとも話を少ししたのですが、ちょっと感慨深かったというか。依頼させていただいた内容は、直近のイベントについて発表してください、といった内容だったのですが、みなさん自分とDevLOVEとの距離感や、コミュニティとの距離感のお話をキッチリしていただいていて、これ以上のDevLOVEへのフィードバックはないなぁと感じました。


私自身、コミュニティは水のようなものだと思っていて、「スタッフ」とか「代表」とか、そういった固体になってしまいそうなものは、避けてしまいます。DevLOVEでは「裏方」という言葉を使っていた時期がありましたが、最近ではその垣根すら小さくなってますね、という話を先月どこかで聞いたきがします。


誰かメンバーが「こういうことをやりたい」といったことを、ある程度ノウハウを持った別のメンバーがサポートする、といった流れが、今の私のコミュニティに対する感覚です。これは「How」についてはサポートできるけれども、「Why」はその発案メンバーに大きく依存する、といったことじゃないかなーと思っています。


ダイアログ

ただ話を聞いただけではもったいない、ということでダイアログ(対話のための仕掛け)を簡単にしたのですが、ある意味成功である意味失敗でした…時間がおしていたのもあり、グルーピングが近くに居た人といったものだったのと短時間で2テーマを話してもらったせいで、かなりのモヤッと感を感じた方がいらっしゃったようです。申し訳ありません。その後のビアバッシュだけだと、面識のある人・身内同士で固まってしまうおそれがあったので、その前のきっかけに、といった形で緩く考えていました。


アンケートではもう少しディスカッションしたかった、という声が多かったので、次回開催時はそのように…


さいごに

快く会場をご提供いただいた日本オラクルさんに感謝しつつ、また、スライドなどを準備していただいた講演者の方々にも感謝しつつ、最初にこのイベントを企画しようぜ!と言ったねこまんま。さんに感謝しつつ…

また次回、やりましょうw