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DCEXPOの展示を見てきました。

展示は、以下の3つのブースに分かれていました。

・ConTEX(次世代コンテンツ技術展)

→経済産業省の「技術戦略マップ コンテンツ分野」に則した研究開発の展示。

・ASIAGRAPH

→アジア全体でデジタルアートやコンテンツを競っている団体の展示。(http://www.asiagraph.jp/)

・国際3DFair

→3Dテレビや映像装置やゲームや撮影装置などの展示。

主にConTEXに興味があったので、そちらから数団体をレポします。

凸版印刷

  • 電子ペーパーサイネージ「まちコミ」
  • 127インチで消費電力30W以下というキャッチコピーが目を引きました。
  • 私の地元、仙台の地下鉄泉中央駅にて実際に実証実験しているそうです。

KMD(慶応大メディアデザイン研究科)

  • デジタル投資望遠鏡「フラヌール」
  • HT-03AのAndroid端末上で、セカイカメラみたいな感じで遠くの風景の写真をみせるアプリ。
  • 方位センサーとGPSセンサーを使い、googleの写真(picasaではなかった)を表示していました。
  •  紹介記事らしきもの

CYBERDYNE

  • Table Interface(接触検知画面インターフェース)
  • テーブル上でアナログ写真をバラバラに広げたような感じでデジタル画像を表示。
  • 複数人で触っても検知できていた。
  • 子どもがデジタル写真をクルクル回したり、テーブル上で投げてたりして楽しそうだった。
  • 紹介動画らしきもの

c-loc Software

  • c-loc Software
  • 2Dの地図に時間軸を加えた3Dの時空間マップを表示するデバイス。説明しづらいですが。
  • デモでは、ある街の1960~2001年位のデータをマッピング。ピンをタッチすると、関連する画像や動画が表示されていた。
  • もう一つのデモでは、東京の電車路線のダイヤグラムを3Dで表示していた。
  • 紹介記事

○全体を通して

  • Table Interfaceは見ていてすごくワクワクしました。タッチパネルで直感的に操作できるというのは、純粋にワクワクしますね。あれが家の机だったら一日中写真眺めてるかもしれません。
  • 凸版のようなインタラクティブでないデジタルサイネージ関連は少数でした。人の流れを見ても、タッチパネルやカメラの画像解析を上手に使ったインタラクティブな展示に多くの人が集まっていました。

「空気の港」を見てきました。

「空気の港」を見てきました。

きっかけ

id:futoshi0417さん(勝手にidトラバすいません)のブクマ感性が好きで、勝手にお気に入りしているのですが、

b:id:futoshi0417:20091010 のコメントで気になったので行ってきました。

(ちなみに、たぶん同じ大学ですよね。。。とある学年の編入クラスタですよね。。。?)

(たぶんその一つ上です。某オリエン編入の人の同研究室)

イベント概要

詳しくはこちら。

引用すると、以下のようなプロジェクトだそうです。

デジタルパブリックアートプロジェクトは、メディア技術を用いたパブリックアートの創成を目的とした研究プロジェクト

本当に、最先端のメディア技術を用いたアート作品という感じでした。

10月9日から11月3日までの間、羽田空港全体にて、19の作品が展示してあるそうです。

特定の日時には、ガイドツアーやキッズワークショップも催されるそうです。

写真など、

下記のid:cha-cha-ki:20091012:kuukiminatoを参照ください。

「まばたきの葉」

展示番号16番の「まばたきの葉」はすごく子ども向けで見てて楽しくなりました。

紙片を葉に見立てて、下から空気で吹き上げて空気の「木」をつくる作品。

写真撮りながら、その瞬間的な芸術に、ボーッと眺めてしまいました。

送風機というと単なる装置かもしれませんが、こんな遣い方で楽しめるんだと思いました。

「木陰のスクリーン」

展示番号19番の木陰のスクリーンは、ソファの上部にプロペラが回っていて、

そのプロペラを下から見ると「木」の形に光っているというものでした。

ソファのくつろぎっぷりもあって、のんびりできちゃいました。

「地上の星座」

PASMOの交通記録を参照して星座を表示するアレ、私のSuicaではできませんでしたorz

他の人のモバイルSuicaやPASMOではできていたのになぁ。

作品の連動

展示番号10~14は密集していて、複数の作品と連動しています。天井の星座も色んな動きを見せていました。

もし行かれる方がいれば、体感していただければと思います。

指向性スピーカ

特定の方向に音を流すスピーカが色んな場所で活躍。

地味にびっくりしたのは、展示番号04番の「Please Watch Your Step」です。

今までいかに漫然とエスカレータに乗っていたか気づかされました。

画像処理

展示番号02,03,1118なんかはなんらかのスクリーン(ヒモやプロペラ)に映像を浮かびあがらせていました。

どちらかと言うとレンダリング技術ですか。キレイですねー。見入ってしまいます。

展示番号09「自針と分針」は完全に画像処理分野ですね。

特定の位置に立つと、針がなかったはずの時計に「自身」が現れます。

面白いしかけだなぁと思います。

感想

久しぶりにアートなものに触れた一日でした。

アートな中にもちょっとした技術が使われていて、それを考えながら見るとなかなか興味深いものになると思います。

子どもとか女性とか、リアクションが大きい友達とかと行くといいかもしれません。(一人で行った人より

CEATECに参加してきました。

twitterでの自分の発言は id:cha-cha-ki:20091009:ceatectweet にまとめました。うわ、id記法とか久しぶりに使った。

仕事用以外で、気になったワードを小見出しにして書いていきます。

今回のテーマは何だろう

私的な感想ですが、今回のCEATECのテーマは、「エコ」と「仮想と現実の間」だったかなぁと思います。

  • 「AR(拡張現実)」(セカイカメラなどの付加情報として現実に拡張するもの)
  • 「バーチャルリアリティ」(ボーカロイドなどの仮想的な世界のものを現実化するもの)
  • 「3Dテレビ」(よりリアリティを追求した結果としての3Dテレビ)

エコ

一番分かりやすかったのは、ソニーと日立のテレビの省エネ技術でしたでしょうか。

「人間がテレビを見ていないことを検知して電源オフすることで省エネしましょう」というシンプルな発想です。

すごくエコエコしてました。

しかし、家族などに話をしてもウケが悪いんですよね。検知されないように動きたいとか、結局は「ながら見」したいとか。

パナソニックの白物家電側も直接的なエコでしたね。

こちらは、家庭内直流送電で効率的な送電をしたりなどの技術要素に加えて、それを監視する技術もつけていました。

人間って本質的には無駄遣いしたい生き物だと感じているので、機器や装置で無駄を判別してアラートをあげる意味は大きいんだと思います。

以下、個人的な感想。

家電は冷蔵庫などの白物家電のような「必要最小限のエネルギーで物質的な満足を得る」家電と、

テレビや携帯音楽プレーヤーなどのAV家電のような「ある程度エネルギーを使って、精神的な満足を得る」家電は分かれていくんじゃないかなぁと思います。

CEATECなどの場合、明らかにAV家電などが中心に置かれているのに、エコエコ言ってるのに何か矛盾を感じてしまいます。

インフラとなっていく白物家電でのエネルギー消費をしっかりと抑えて、その上でAV家電である程度のエネルギーを使う、という生活にシフトできるといいですね。

AR(拡張現実)

話題のセカイカメラxヤマハのブースにサンプルとしてのiPhoneがありましたが、相当量のエアタグが配置されていました。

そこにはないはずのものがある、という感覚は実際に見てみないと伝わらないかもしれません。

見た感想としては、今はiPhoneなど限られた端末でしか体験できないので、インフラ化して誰でも気軽に楽しめるようになるかどうかですね。

Open Air API」の予告もあったので、これからが楽しみです。

3Dテレビ

ソニー、シャープ、三菱、パナソニック、日立。東芝以外のメーカーはみんな3Dテレビ出していましたね。

個人的には興味がなくてどこも見なかったのですが、例外なく行列ができていて、みんなワクワクしたいんだと思いました。

個人的に興味がないのは、眼精疲労が起きやすい人なので、長時間見れないからです。。。

電子書籍

シャープがブース内を大きく使って宣伝してたように思います。東芝もdynapocketのブースでちょっとだけ。

まだ規格統一とかしてないんですよね。早く淘汰されないかなぁと思います。。。

デジタルサイネージ

大日本印刷のトールビジョン(仙台駅にあるやつ)。ソニーのPS3を使ったサイネージ。三菱やパナソニックのサイネージ用ソリューション。

じわじわと広がっていますね。製作→配信→表示という3段階でそれぞれのソリューションがあるので、どれを指すのかはっきりさせたい感じです。

その他

NiCTの「gCubik+i」がツボでした。

3D図鑑とか紹介してたと思いますが、あぁいうおもちゃみたいな仮想と現実をつなぐものは好みです。

富士通の未来の携帯電話デザインコンテストの結果も面白かったです。

やっぱり技術には夢が必要ですよね。

以上、何のまとめか分からないレポートでした。余力があれば追記します。

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