- 作者: 三浦麻子,森尾博昭,川浦康至
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 2009/02
- メディア: 単行本
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twitterでちょこちょこつぶやきつつ、上記の本を読んでいる。
web上の記事など
twitterでの私のつぶやき
雑感
最近の個人的な関心領域である「人間中心設計(HCD)」では、様々な議論はあるけれど、基本的に人間の内面を捉えてシステムを設計する一手法だと考えている。ベースにあるのは、認知心理学・人間工学・ユーザー参加型デザインといったものだと思っている。
人間の内面を捉える、というのはかなり難しくて、特に最近の「ソーシャル」といった流れで必ず出てくる「コミュニケーション」というものは、とてもやっかいだ。でも、考えるは苦しくて楽しい。
そんなわけで、人と人の関わり合いの中で生まれる心理、社会心理学みたいなものに興味をもち、本書を手にとった。
インターネット、というものに割とどっぷり浸かってきた自分は、客観的にインターネットというものを見れるのだろうか。割と、その可能性を信じて使ってきた。これからは、webサービスの一つも持たないと、エンジニアではないのかもしれないなぁ、と漠然と思う。これだけwebサービスが乱立する中で、ユーザーの心を捉えるサービスって何だろう、など考えている。
インターネット上でのコミュニケーションは、対面でのコミュニケーションとは異なる。だけど、何が違うかがはっきり分からない。本書の第7章から、その一つが匿名性にあると感じた。
これからwebサービスを運営したりする場合、きっと会員登録して、ログインして利用することが増えるんだろう。それは、twitterでログインするかもしれないし、facebookでログインするかもしれない。そんな中で、エンジニアは匿名性は意識しなくていいのだろうか。デザイナーは、意識しなくていいんだろうか。まだ読んでる途中だが、そんなことを考えながら読んでいる。
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